スラックスの保管は「畳む」より「掛ける・吊す」

ミオサルト　栢野（カヤノ）です。

 

自分では知ってることで

相手は知らないこと

 

自分は知らないことで

相手は知ってること

 

どちらもありますよね！

あなたの趣味や仕事などで得た

専門的な知識なんかは

特にそうじゃないでしょうか？

 

 

仕立屋として装い創りの

お手伝いをさせていただくなかで

納品時には、ご注文をいただいた

商品の説明だけではなく

 

その商品を着て、より素敵な

お客様になっていただくための

パンツの履き位置や

ジャケットのボタンの留め外しなどの

着用ポイントの説明。

コーディネートの提案や

組み合わせるときのポイントの説明。

 

 

ご注文いただいた商品を

長く愛用いただくための

日々のケア、保管方法、

クリーニングの考え方などの

お手入れ方法などの説明。

 

しっかりとお時間をいただき

お伝えすることを心掛けています。

 

 

これも

自分は知ってるけど

相手は知らないことのひとつだと

感じています。

 

 

このブログでも

そんな知っているようで知らないことを

発信していきますので

お付き合いいただけると嬉しいです！

 

スラックス、デニム、コットンパンツ

感〇パンツをはじめとする

イージーケアのパンツ。

様々な種類のパンツがありますが

日々、履いているスラックス

帰ってきたら

どのように保管・収納しているでしょう？

 

長く愛用いただくためには

履き方はもちろん保管の仕方も重要です！

 

長く綺麗な状態で愛用してもらえる

スラックスの保管方法のポイントがこちら。

 

◾畳むのではなく掛ける・吊す

◾ボタンは外す、ファスナーは下ろす

◾センタークリース（折り目）を揃える

◾ポケットの中身を出す

◾ブラッシング、スチームアイロン

 

 

大前提として

スラックスを畳んで保管するのはNG

畳んで保管をすると、

折り畳んだ部分がシワになってしまい

ヒザ辺りに真横にシワが入ってしまうからです。

最近は畳んでもシワになりにくいイージケアの

スラックスも販売されていますので

一概には言えませんが

基本のウール素材のスラックスは

畳むよりハンガーに掛ける・吊すです。

 

 

吊す時は、パンツハンガーに

逆さ吊りをすることでパンツの自重で

脚の付け根、ヒザ裏あたりのシワが

とれやすくなります。

 

ハンガーに吊す時のポイントは

ホックとボタンを外してファスナーを下げる

これはパンツを吊す時も

畳むことがあるときも共通のポイントで

両脚のセンタークリースが

合わせやすくなります。

 

ホックとボタンを留めた状態だったら

ウエスト部分が浮いてしまって

型崩れの原因になってしまいますのでご注意を。

このセンタークリース（折り目）を合わせるのも

綺麗な状態でパンツを保管するための

大切なポイントです！

 

ボタン、ファスナーを外さないと

クリースラインを綺麗に合わせることができません…

 

 

このセンタークリース。

パンツの真ん中に入る折り目は、

きちんと線が入ることで

脚を長くスッキリと見せる効果もありますし、

きちんととした印象を

与えることができるんです！

一方、

センタークリースがきちんと入っていなかったり

線がヨレヨレだと

だらしがない印象を与えかねません･･･

 

信頼感を与えたいという

ビジネスパーソンの方は多いと思いますが

その想いが

センタークリースの見栄えによって左右する！

なんてことも（笑）

 

 

そして、ハンガーで吊す際には、

ポケットにモノが入っていないか？

確認をして、入っていれば

出してから保管しましょう。

そのままの状態で保管をすると

型崩れの原因になってしまいます。

 

ハンガーに逆さ吊りで保管するスラックス。

ハンガーラックに掛ける前に

最後の一手間です。

それがブラッシング

 

1度穿いたスラックスには

目に見えない小さなホコリが付いています。

ホコリが付いたまま保管をすると

虫食いや傷みの原因になるため、

保管の前には丁寧なブラッシングを

心掛けましょう。

 

みなさまブラッシングしてますかー？

 

 

スラックスを逆さまに吊るして

①下から上（裾から腰）へとブラッシング

生地の中に隠れているホコリなどを掻き出します！

 

②上から下（腰から裾）へとブラッシング

毛並みを整えます！

 

シワが強めに入っている時には

シワ部分（ヒザ裏など）に

スチームアイロンで

スチームを吹きかけたり

スチームアイロンがない人は

霧吹きで水を吹きかけるだけでも

シワが取れやすくなりますよ！

 

 

ジャケット以上にシワが入りやすい

スラックス。

立つ、座る、しゃがむ、歩く･･･

色々な動作をしても包み込んでくれている

スラックスを大切に綺麗な状態で

日々、着用できるよう

保管方法も気を遣っていきましょう！

 

 

 

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